ニューヨーク・スライス

切り分けたり、切り分けられたピザを戦略的に考えて獲得していくゲーム。
「ニューヨーク・スライス」を遊びました。

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コンポーネントがピザの要素を徹底的に再現していて、こだわりのゲーム。
箱の絵柄、箱の開き方、説明書の形、得点集計用紙の見た目。
持ち歩いている姿は本物のピザを持っているかのよう。

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ルールもシンプル、見た目もわかりやすい、30分あれば遊べる気軽さということで
ボードゲーム慣れしていない人にもすんなり受け入れられるタイプ。
お昼休みとかでもささっと遊べます。

[ゲームの準備]
1. ピザのスライスを裏向きで混ぜて、11枚の山を6個作成します
2. 本日のスペシャル札を裏向きで混ぜて、1で作った山に1枚づつ載せます

これで準備完了。

[ゲームの進行]
1. 親プレイヤーはピザのスライスの山を1つ選んで表向きにしながら順に並べます
2. 親プレイヤーは完成した1枚のピザを人数分のピースに切り分けます
  ※本日のスペシャル札はどこかのピースに乗せるか
   単独で置いて1ピース扱いにする
3. 親プレイヤーの隣のプレイヤーから順にピースを選んで獲得します(親は最後)
4. ピースを獲得したプレイヤーは「食べる」「持ち帰る」を決めます
5. 親プレイヤーの交代

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6個の山がなくなるまで繰り返して最終的に得点が多い人が勝者となります。

[得点の取り方]
・「食べる」を選んだピザ
食べられるのはサラミが描かれているピザのスライスだけ。
食べたら裏向きにし、集計時に描かれているサラミの数だけ得点を獲得。

・「持ち帰る」を選んだピザ
ピザに描かれている数字ごとに手元に積んでおいて
集計時に最もその数字のピザを多く持っていたら数字分の得点を獲得。
ピザに描かれた数字とゲーム中に出てくる枚数が同じなため
過半数をおさえれば自分の得点になる可能性が高くなります。
※5のピザなら3枚とれば5点獲得は濃厚

獲得したピザのスライスを
・早々に食べてコツコツ得点を稼ぐ
・他の人よりも持ち帰って大量得点を狙う
のどちらを進めていくかで悩むのがゲームのキモ。

他のプレイヤーの獲得状況を見渡しながら、作戦を考えます。
どう切り分けるか… 何を他の人に渡すか…
自分のピザを増やすのか… 相手の邪魔をするのか…

アンチョビが載っているピザを「持ち帰る」と-1点になるので
自分が取らないようにするにはどうすればいいのか…

最終的に1枚差で得点を獲得できずに「あー、食べとけばー」となったり
本日のスペシャル札の効果で逆転が起きる場合もあります。
マイナスがプラスに転じる「アンチョビ大好き」とか強い。

2回、3回とプレイしても飽きにくい定番ゲームとしてオススメです。