ボドゲの値段の決め方

twitterで書いていたもののまとめ直し。

ボドゲの値段の決めかたは4ステップでやってます。
1. 価格の仮設定
2. 制作目標値の設定
3. 生産数に合わせた調整
4. 最終決定

1. 価格の仮設定
「プレイ時間はXX分くらいで、内容物はカード中心でXX枚くらい」
制作予定のボドゲの概要からプレイ時間や内容物が近しい作品を参考にします。
〇〇って作品は2000円だし、△△って作品は3000円だから
だいたい2000円~3000円くらいかなー?という感じでざっくりと。
関係者で各自の意見を持ち寄って大幅な認識ズレがないか確認します。
この時点では関係者がなんとなく合意する数値でOK。
逆に大幅な認識ズレがある場合は原因を話し合います。
何かを見落としているか、問題が潜んでいることが多いからです。

2. 制作目標値の設定
商売でなく趣味としても、黒字にしないと長く続けていけないと考えています。
なので仮設定した価格の60%~70%で制作目標値を決めます。
1個3000円とした場合、1800円から2100円で制作できるようにします。
ただこれは目標値なので優先されるのはゲームの完成度。
・ルール調整に伴う内容物の増加
・プレイ感向上のための素材の変更
・認知度を高めるためのプロモーションの増加
など必要であれば目標値を引き上げることを検討します。
大事なのは目標値を意識することで暴走を止める心が働くこと。

3. 生産数に合わせた調整
多く作るほど1個当たりの単価は下げられるので見積は必ず複数パターン。
300個、400個、500個のように最低でも3パターンは欲しいところです。
1個あたりが安くなるからといって需要を見誤った大量生産をかけると
在庫の達人になってしまうので一番難しい所です。
生産のために一時的に出ていく金額が大きくなるのも問題です。
最近ではクラウドファンディングなど資金調達の方法が増えてきているので
色々と考えることができる場所だと思います。

NSGクリエイト「突撃!今夜の晩ごはん」では
制作予定数であった250個を500個と倍にすることで
1個あたり約300円も単価を下げることができました。
さらにステキなことにほぼ売りきったため、利益をしっかり確保できました。

4. 最終決定
目標値に収まっていれば仮設定した価格がそのまま正式価格へ。
目標値を超えていたら価格を引き上げることを検討します。
イベント参加費、広告宣伝費など本来は計上したいものは山ほどあるので
「相場を崩さない」という点からも安易に安売りは行いません。
次回のためにも取れるときに取っておくのは重要なことです。

値段決めには様々なアプローチがあると思うので、これはあくまでも一例です。
良い所も悪い所もあるでしょう。

何かの参考になれば幸いです。

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