ソードアート・オンライン ボードゲーム ソード・オブ・フェローズ

「ソードアート・オンライン ボードゲーム ソード・オブ・フェローズ」を遊びました。
原作物のボードゲームは世界観再現とルールをあわせるのが難しい印象があります。
・世界観を重視しすぎてルールがガタガタになるケース
・ルールを重視しすぎて世界観がガタガタになるケース
そのどちらにもならず上手くまとまっているゲーム。

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【ゲームの準備】
下層・中層・上層それぞれ3枚のカードからランダムに1枚選び
最終層を乗せてマップを作成します。
次にキリトは固定で他のプレイヤー使用キャラクターを選びます。
それぞれソードスキルやキャラクタースキルが異なるので連携を考えなくてはいけません。
・・・とは言うものの、好きなキャラクターで遊ぶのが良いでしょう。

【ゲームの進行】
下層から最終層に向かって順に公開された敵を倒していくだけ。

自分とサポート役の2名で指定された数のダイスを振って
出た目を使用してソードスキルを発動してダメージを与えていきます。
ダイスに余りが無いようにソードスキルが発動できると
「スイッチ」が成立して相手からの反撃ダメージが無しになります。

例)プレイヤーがキリトでサポート役とダイス3個づつ計6個を振ってすべて5だった場合
⇒同じ目のダイス2個で発動できる「バーチカル・アーク」を3回
⇒同じ目のダイス4個で発動できる「ホリゾンタルスクエア」と「バーチカル・アーク」
のように同じソードスキルの使用も可能で
ダイスを余らせない組み合わせを探すことになります。
一定回数まで任意の数のダイスを振りなおすこともできるので
何を残すかも戦略的に考えるポイントです。

いずれかのキャラクターのライフが0になった時点でゲームオーバーとなるので
敵キャラからの反撃ダメージを受けないように
「スイッチ」の成立で繋いでいけるかがゲームのポイント。
キャラクター全体に反撃ダメージをバラ撒くタイプや即死級のタイプも出てきます。

各層をクリアするたびにキャラクターLVが上昇し
使用できるソードスキルも増えていきます。
威力も高いですが発動条件のダイスも複雑な条件が求められるようになります。

一定回数使用できるキャラクタースキル
⇒自分に有利なダイス目に置き換えることが多い
通常のダイスと入れ替えて振れるキャラクター専用ダイス
⇒自分に有利なダイス目に偏っている
を駆使しながら繋いでいくことになります。

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振り直し、組み合わせなど考えることはありますが
難しい計算を必要としないので初心者でもすぐにゲームを遊ぶことができます。
ダイスを振った結果が強いので「運ゲー」の要素も大きいものの
不思議とギリギリで上手くいくような熱い展開になることが多いように感じました。
最終局面にはプレイヤーたちの運命力が試されるギミックも…。
間違いなく盛り上がります。

売っている場所も多く、入手しやすい部類なので
原作が好みなら買ってみてプレイすることをオススメします。
1人用ルールもあるのでぼっちにも優しい。